マキシマダムの過剰な日常

マキシマダムの過剰な日常

ものが捨てられない。ミニマリストに憧れながら、ものに囲まれて生活するアラフォーが日常を綴ります。

大人の夏休みのはずが…。南新宿でラーメンのようなうどんを食べる。

こんばんは。マキシマダムの過剰な日常です。

 

突然だが、会社を退職した。

 

次の仕事は決まっているので、つかの間の大人の夏休みを満喫…という予定が、予想外の退職トラブルに巻き込まれ、有休消化中にも関わらず在宅で仕事をするはめに…。

 

会社を辞めたい、というのは結構前から思っていながら 、40代の転職活動はかなり厳しくて。 私が転職先の希望をかなり絞っていたのもあり、転職先が決まるまでにかなりの時間がかかってしまった。

 

今の会社のメンバーとは仲が良いこともあり、負担を軽減できるようかなり長めの引き継ぎ期間を設定したものの、かなりの引き止めにあったことと、引き継ぎトラブルがあり、 一時期は心を病むかと思った (その時に助けになったのが KinKi Kids のライブに行ける!というその予定だった)

 

今は、自宅でゆるゆる仕事を片付けたり、データ整理をしたりしている。

新型コロナウイルスの感染も拡大中で、いま遠出をするのってどうなんだろう…と持ち前の引きこもり体質によって、予定を確定させずにいたら、旅行ツアーの中止が決まったりしてどこにも行けず、ゴロゴロうだうだしている。

 

そんな私をみかねて、同居人がランチに誘ってくれた。

 


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南新宿の楢製麺というお店だった。

 

tabelog.com

 

 

南新宿のあたりは行く機会が少なく、土地勘もない。スペースゼロという劇場に一回いったくらいだろうか。ちなみにお店はスペースゼロよりももっと奥のあたりである。

 


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外観がしぶい。そして看板なども奥まった入口付近にしかないので、油断していると見逃しそう。

 


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ラインナップはかなりシンプル。

醤油、塩、鳥白湯。こちらはネギと筍のみ。特製となると、それにチャーシューと煮卵が付く。

 

 


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写真がわかりにくくて申し訳ないが、店内はコの字カウンターのみの8席。2席ごとにアクリル板があり、各席にはどんぶりを置く真上にスポットライトがある。そのため店内は薄暗いが、手元はかなり明るい。

カウンター下の引き出しに、おしぼりと紙ナプキン、箸が入っているスタイル。

 

 

私は塩を注文。

 

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なんとシンプルな。潔さが素敵である。

 

 

スープを一口飲んで、驚いた。

 

とにかく、油が美味しい。

 

鶏油だと思うのだが、一切の癖がない。獣感がない。油のコクと香りだけが抽出されたような味わいと香りが、すっと口に広がって鼻に抜ける。

麺はストレートの細麵。やややわらかな食感でするっと入ってきて、重たさを感じさせない。スープも麺もさっぱりしていて、あっという間に平らげてしまった。

 

私は外食であまりラーメンを食べないし、そのため詳しくもないのだが、ここまで油自体が美味しいと思ったのははじめてかもしれない。

 

外食であまりラーメンを食べないのは、

・私が好きなあっさりタイプのラーメンはシンプルがゆえに割高感を感じる
(スープを飲み干すということがないのもあり、割高感を感じるのかも)

・具がもりもりのラーメンは美味しくても食べきれない

 

あたりがあげられるが、これはシンプルな醤油、塩であれば1000円以下で食べられて、私的には量がちょうどいい。

 

あとで確認したところ、この麵はかん水をつかっていないので、実はラーメンではなく、うどんに分類されるらしい。

多分、言われても「これがうどん?」となるくらい、完全にラーメンの味わいだった。ま、美味しければどっちでもいいよね。

 

 

かなり久しぶりに、また食べたいと思えるラーメン(?)との出会いだった。

私が行ったときはすぐに入れたが、どうやら並んでいるときもあるので、通し営業を利用して時間帯をずらしていくのがよさそう。

 

 

その後、同居人とは別れ、気分転換をかねて新宿を散歩することに。

南新宿あたりから都庁まで地下通路を通ったのだが、あの地下ダンジョン、いつ通ってもどこにでるか不安になる。行先が書いてあっても。

 

で、都庁を抜けて新宿中央公園へ。

どしゃぶりの蝉時雨に打たれながら、夏ももう終わりかなどと感傷に浸っていたら、芝刈りのエンジン音とともに、むわっと草の匂いが流れてきた。

 

本当にここは新宿なのか?

 

どこかに行きたいなーとぼんやり思いながら、のんびり散歩して帰宅。

少し日に当たってしまったけれど、良い一日になった。

 

 

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