こんばんは、マキシマダムの過剰な日常です。
ここ3年、クリスマスディナーは都内某所のイタリアンに通っている。
毎年、趣向を凝らした料理で美味しいだけでなく、食事が楽しい。ペアリングのワインも普通であれば頼めない金額のものを出していただける、年末のお客様感謝イベントのようなディナーだ。
今年はコロナの影響もあり、イブは3組のみ。贅沢だ。
今年のテーマは最後の晩餐。デザート含め8品のコース。
最初の一皿はなんと焼き菓子。
前菜はイタリアの焼き菓子を塩味のアミューズに仕立てたもの。トスカーナのカントゥッチ、シチリアのカンノーロ、ナポリのスォリアテェッラが原型。
一番奥のオレンジ風味のサワークリームで食べるスォリアテェッラが好き。鴨のオイルを塗って焼き上げてある。
2皿目はサラダ。
目にも鮮やかなユリウスカエサルのサラダ。
ツリーに見立てたシーザーサラダは中に隠れた豆乳のクリームを混ぜて食べる。このさっぱりしたクリームとアンチョビの塩気が最高。
ちなみにこのコースは一品ずつこんな感じで解説がついてくる。この解説含めて、今回のコースの中で私は一番好きだった。
途中でパンが登場。
焼きたてのパンについてきたのは超貴重なオリーブオイル。「普通のオリーブオイルの10本分の味がします」と言われて口にすると、めっちゃくちゃフルーティ。
オリーブオイルは "果実油" だということがよくわかる味。日本ではほとんど出会えないらしいんだが、名前を忘れてしまった。。
貝の緑の卵。
卵に見立てたのは小さなパスタ。ハマグリとアサリの出汁で煮込んでバジルソースとともに。特大の蛤はからすみをのせて。めっちゃ貝の出汁が濃厚。
TKG。
に見立てたリゾットカルボナーラ。チーズの味も、トリュフの香りも濃厚!シェフ曰く「年末に届いたトリュフがめちゃくちゃよかったんですよ」とのこと。ラッキー!
半分はグアンチャーレと生胡椒を入れてカルボナーラに。
アニョロッティダルプリン。
ラビオリの王様。中身を作るのに3日かかる。さらに極限まで小さく仕上げて、ありえない手間がかかっている、変態の一品。こんな小さいのに旨味の広がり方が半端ない。
肉のラビオリ、ペポーゾ。
5時間かけて煮込んだ牛頬肉、ゴルゴンゾーラ、洋ナシをパイ包みに。クーポラの形になっていてかわいい。ソースまで旨い。ってか、旨いしか出てこない。
ちなみにこの時点でおなかぱんぱん。
〆のラーメン。
のようなスープパスタ。優しい味。器が変わるだけでラーメンに見える。オレンジがいいアクセント。美味しいんだけどさすがにパスタ続きで食べきれず、同行人に手伝ってもらう。
ドルチェは日替わりでいろんなティラミスを提供しているとのこと。
私が行った日は、クリームブリュレのようなティラミス。
ココアの下はパリパリのカラメルが。クリームはほんのりチーズ風味。甘さが控えめでカラメルの甘さと混ぜながらいただく。ペアリングの6杯のワインと、食後のコーヒーまでしっかりいただき、クリスマスディナーは終了。
ワインのペアリング込みで、1万4千円弱。今年もあり得ない内容&価格で、めいっぱい楽しませていただいた。今年はパスタ多めで、おなかがぱつんぱつん。帰宅してすぐにワンピースを脱ぎ捨て、ベッドに横になった。
幸せ。
今年は外食が少なかったように思う。来年は美味しいものをもっとたくさん食べたいな。