こんばんは。マキシマダムの過剰な日常です。
友人が二拠点生活をはじめた。「非常に快適だが、場所が山の上で周囲に家がないため、旦那がいない日は寂しい」というので、有休をとって遊びに行ってきた。
※注意!ムーミンバレーパーク、アドベンチャーウォークのネタバレを含みます。
朝集合し、一日観光、翌朝解散という24時間のショートステイ。観光先は飯能。飯能といえば、ムーミンバレーパークである。
宮沢湖を囲むように、無料ゾーンのメッツァビレッジと有料ゾーンのムーミンバレーパークがある。友人から、「今年の冬は夜限定のアトラクションがあるのでそれに行かないか」と誘われた。面白そうなので二つ返事で受ける。アトラクションと入場料は別なので、よほどムーミンが好きでなければ夜だけの参加でよいのでは?と言われたので従うことに。
当日は友人に駅まで迎えに来てもらい、まずはメッツァへ。
寒いながらも天気に恵まれ、ふらふらするのにとても良い。
雲一つない快晴。ベンチに寝転んでひとやすみ。
至る所にベンチがあって、散歩して休んで、がしやすい。無料エリアなので近所の人が犬を散歩させていたりした。
メッツァには北欧の雑貨や食品などを扱うショップや、飯能や秩父の地元食材や加工品を扱うお店が半分、レストランやカフェなどが入ったお店が半分。北欧雑貨が好きであれば意外と遊べる。
イッタラ、アラビアあたりの食器を見ているとあっという間に時間が過ぎる。アラビアのムーミンのイラスト入りポットが欲しかったけれど(3万くらい)、なかなか手が出ない価格だ。
入口までいって夜のチケットを買おうとしたが、ここでは売っておらず、夜、再び来ることに。
それまでに腹ごしらえをしようということで、ビール好きの私のために友人が予約してくれていた地中海料理CARVAAN(カールヴァーン)へ。
お城みたいな外観。非日常。飯能にもこんなとこあるのね(失礼)。
中央が吹き抜けになった2階は窓にそってテーブルが並ぶ。いい感じにソーシャルディスタンスが保てる席で、川を眺めながら優雅なランチ。
ビアフライト 1,600円。
友人に運転を任せ、ビール4種飲み比べ。おすすめは白ビールとのことだったが、私はやっぱりエールが好き。アラビアンライムエールという名前の通り、ライムの香りがするさっぱりとした飲み口。4種ともちょっと癖があるかな。このレストランはブルワリーも併設されており、出来立てのビールがいただける。昼ビール、最高。
イスカンダルプレート2,800円。
チキンとマトンのケバブ。どちらもスパイスが効いている。パンをちぎって食べてもよし、フムスと一緒にパンにはさんでもよし。最初見たときは少ないかなと思ったがポテトが意外と腹にたまる。
こちらはコース内のジェラートと紅茶。
花の蜜で作った砂糖が使われている。甘さは控えめ。さっぱりとしていておいしい。甘味が足りない場合は、奥にある花蜜で作った砂糖をかけてもOKとのこと。初めて食べた味。黒糖のようなやや癖があるがもっと繊細で、はかない。また食べたいジェラートだ。
1階はビアホールのようになっており、平日だったせいかそちらは夜のみらしい。1階でも飲んでみたい。
その後、友人宅へいったん戻り、布団を敷いて、昼寝(!)をしてからムーミンバレーパークへ。
今回のアドベンチャーウォークはアプリを起動し、ヘッドホンを着用して楽しむもの。ヘッドホンとアプリのダウンロード、携帯の充電は忘れずに。
通常の入口とは別の、(メッツァの奥にある)アドベンチャーウォーク用の入口へと向かい、そこでチケットを購入。
ヘッドホンを装着して、いざ出発。
暗くてわかりにくいが、ゲートから霧が出ている。思ったより暗くてひるむ。(後で書くがここで放った友人の一言も関係している)
ひとり冬眠から覚めてしまったムーミンの物語、とのことで、歩くたび雪を踏みしめる音がする。飛び跳ねると木から雪がどさっと落ちる音がする。年甲斐もなく、跳ねたり大股で歩いたりしてしまう。
湖にかかる橋もアトラクションのコース。静寂の中、ヘッドホンから雪を踏みしめる音が響く。
道順通りに歩いていくと、その場所に合わせて物語が進んでいく。
白馬と出会ったり。
夏のピクニックを思い出したり。
スナフキンとの会話を思い出したり。
でもって、紅葉もまだ残ってたり。
少し歩くと目の前の景色が変わり、物語が進む。ヘッドホンをしているせいか、物語への没入感が強くなり、あっという間の1時間半だった。
雪を初めて見たムーミンが「空から降ってきた!下から生えるものだと思ってたよ」って言っていたのがかわいかった。
夜の山は冷える。
あっという間とはいえ1時間半も夜の山を歩いて、冷え切ったからだ。
そのすぐ隣にある銭湯で体を温めることに。
都内のスーパー銭湯に比べると安い!ちょうど食事処が改装中で利用できなかったのが残念。サウナにも入って体を温める。
そして遅い夕食へ。
夜しか開いていないラーメン屋。20:30ごろオープンと書かれているが、最近は9:30過ぎくらいにオープンするらしいという噂をもとに、10:00少し前に着いたらまだオープンしていない!オープンを待っていた人に聞くと最近は10:30頃オープンらしい。
友人おすすめのちゃんぽんは今日はできないとのことで、ラーメン(ここは通常がとんこつ)をいただく。濃いめで疲れた体にしみこむー。ビールを飲みたいがぐっと我慢。
そして、オープンと同時に満席。さらに待つ人たちが並びだす。人気なんだな。
友人宅へ戻り、就寝。庭にシカが4匹もいてびっくり。(野生)マグライトで照らしても全然逃げないのね。
翌朝、朝風呂をいただき、ミッツァで買った食材で朝食。
友人が予定があるとのことで、バタバタと駅まで送ってもらい、飯能1泊2日の短い旅が終了。短いながらも反応を遊び倒した2日だった。
じぶんへのお土産として、スティンキーのブローチを買った。忘年会につけていこう。
ちなみに。
飯能市はムーミンの原作者トーベ・ヤンソン公認の公園もある。森と湖がある自然豊かなこの場所がムーミン谷に似ている、ということだろう。
さらに。
この宮沢湖に関して友人が言ったひとこと。
「知ってた?ここ、宮崎勤が死体を遺棄した場所だってこと」
いやいや。これから夜の森を歩く前に言わなくても!