マキシマダムの過剰な日常

マキシマダムの過剰な日常

ものが捨てられない。ミニマリストに憧れながら、ものに囲まれて生活するアラフォーが日常を綴ります。

引っ越しとコスメと私。

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友人の引っ越しに思うこと

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先日、友人の引っ越しを手伝ってきた。
膨大な量の荷物に戸惑う友人を手伝いつつ、思うことがあったので書き留めておこうと思う。

 

友人は現在、東京から離れて住んでいる。昨年の暮れにお母さまが亡くなり、それまで住んでいた東京の家を引き払うことに。友人の荷物の多くが東京の家に残してあったことに加え、「ものを無駄にするのはいけないこと」と考えるお母さまと、その考えで育った友人の部屋と、ともに膨大な荷物があった。

 

さらに、友人の住居は遠方ということもあり、大家さんから「誰もいない部屋に家賃を払い続けるのはもったいないし、ちょうど人の入れ替わる時期だから、もし退去するなら早めがありがたい」と言われ、急遽引っ越しが決まった。

 

自分の荷物だけでも大変なのに、親の荷物、しかも、感傷に浸る暇もなく片付けなければならない。それは想像以上の労力を必要とする。友人は膨大な荷物に囲まれ、刻一刻と迫る引っ越し日にただ呆然とする時間もあったようだった。
幸いだったのは、荷物を一時的に収納できる倉庫を貸してくれる人が現れたことだろう。友人は明らかな不用品のみを処分し、荷物の多くをそのまま持って引っ越すことにした。それでも、詰めても詰めても荷物が減らないという。

 

 

お菓子の箱や缶に詰め込まれた思い出。

私が別の友人とともに荷物の梱包手伝いに加わったのは、引っ越しの2日前だった。私たちは作業を、とくにものが詰まったお母さまの部屋から始めることにした。出てくる出てくる。たくさんの筆記用具。化粧品。書類。メモ。写真。それぞれがお菓子の缶や箱に入っており、そのときどきの空気とともにしまい込まれていた。

 

分類されて収納されているものは少なかった。メモと筆記用具。筆記用具とピンなどのヘアアイテム。はさみと書類。化粧品と筆記用具。一緒に使うものではあるけれど、しまい込んだまま忘れてしまったようで、いたるところから同じようなものが出てくる。とくに、文房具は、鉛筆4ダース、ボールペン2ダース以上はさみは20本以上と、使い切れないほどの量が出てきた。それらを分類し、要・不要は友人に確認してもらう。埃の舞う中、私たちはひたすら作業した。

 

夕方になり、用意していた段ボールが埋まったところで作業を終了させた。少しだけ空いたスペースと、友人の笑顔にほっとする。ビールで互いを労いながら。

 

 

膨大な荷物に思う。

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後日、友人から最終的に段ボールは100箱を超える量になったこと、無事に引っ越しが終わったと連絡がきた。ほんのつかの間とはいえ、途方に暮れている友人のそばにいることができて、役に立つことができて本当によかったと思う。


それとともに。溢れるほどの荷物を思い出す。使いかけのクレンジングが箱の中からいくつも出てきたこと。いたるところから、かき集めたピンが2箱を超える量であったこと。

 

私もいつか、両親の荷物を整理する時が来るのではないか、そんな風に思っていたが、それよりもまず自分をなんとかしなければいけないではないか、と、自分の押入れに押し込まれた化粧品を思い出しながら考えていた。

 

私の家には、今なお、使い切れるのかと疑問になるほどの化粧品が詰まっている。それでも、物欲は収まらず、季節が変わるたびに、目移りし、財布を開いてしまう私がいる。
膨大なコスメに囲まれながらも、すべてのアイテムを把握し、使いこなし、いつくしむ人もいるだろう。一方で、手に入れたことを忘れ、埃をかぶっても、試用期限を過ぎても捨てられず、持て余す、私のような人もいる。

 

常に新商品が発売され、ネットを通じて、末端の私までリアルタイムで告知が届く。SNSで拡散され、いち早く試した人のレビューまで、数日でSNSを通じて私の目に入ってくる。
「本当に欲しいのか」「いま、必要なのか」それを考えることなく、手にしていないか。用もないのに、暇があれば化粧品売場をうろついていないか。買っただけで、使うことなく満足していないか。買って満足するものもあるだろう。ただ、自分はそれでいいのか。

 

 

私はそれでも、コスメを買うことを辞めないだろう。
でも。もう一度、コスメを見直し、もっと大事に使いたい。使い切りたい。

 

今は、そんな風に思っている。

 

 

 


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友人の荷物の中から出てきたラジカセ。しかも中に入っていたテープには、友人が打ち込んだ米米CLUBのカラオケが録音されていた。