マキシマダムの過剰な日常

マキシマダムの過剰な日常

ものが捨てられない。ミニマリストに憧れながら、ものに囲まれて生活するアラフォーが日常を綴ります。

オーガニック幻想、その滅亡。

スポンサーリンク

こんにちは。マキシマダムの過剰な日常です。

 

f:id:scude:20171005114516j:plain

(画像参照:ジョンマスターオーガニック


現在、ジョンマスターオーガニックの商品について、
「製品のラベルに一部成分表示の不備」があったということで
商品の自主回収を行っていることがわかりました。

 

「一部」と言っていますが、該当商品は36商品。
全84商品なので、40%以上の商品に
不備があったことになります。

 

しかも、その対応が、
「正しい表示の製品と交換」ということで
使用者の不安と不満を掻き立てています。

 

私は愛用者ではありませんでしたが、
化粧品を使用するものとして、気になったので
少し調べてみたことをまとめました。

 

注)百貨店での購入商品の場合、クレジット控えがあれば返金に応じているところもあるようです。百貨店で購入した方で「交換でなくて返金してほしい」という方はクレジット明細を確認いただくとよいと思います。

 

 

いまだに根強いノンシリコン幻想

 

今回、一報が入ってきたのは、
ジョンマスターオーガニックを愛用している友人からでした。

 

その後、調べてみると
大手新聞社もこのニュースを報じており、
その見出しは以下のようなものでした。

 

「天然100%」にシリコーン ジョンマスター自主回収

 

 

天然100%!
そんなこと言っていたのですね。

 

調べてみたら、こんな感じ

オーガニック原料75%を含む天然由来成分100%
※2017.10.3現在は「100%」という表記が消えています。


シリコーンは、天然には存在しない成分なので
「天然由来成分100%」ではないですね。

※シリコンはケイ素です。化粧品に配合されているケイ素樹脂は、正しくはシリコーン。ここでは一般的な認識に従って化粧品に配合されているシリコーンをシリコンと表記します。

 


私は「別の成分が入っていた」という方が
衝撃だったのですが
インターネットで目にするのはシリコンの話題ばかり。

 

対象商品を見てみると、
トリートメントにシリコンが入っていたようです。

 

シリコンにアレルギーがある人は
(かなり少ないようですが)
危険にさらされていたことになります。

 

ただ、それ以上に多いのが
高いお金を払って「ノンシリコン」を選んでいた人。
「騙された」とショックを受けているようです。

 

それにしても、ネットの反応を見ていると
まだまだ、ノンシリコンに対する幻想は
強いのだなぁと思っています。

 

 

 

 

オーガニック幻想が会社を大きくした

 

私は以前、シャンプー・コンディショナーの
サンプルを使ったことがあるのですが
トリートメント後もきしんだ感じが取れず、
使用感がよくなかったので、購入をやめたことがありました。

 

オーガニックだから、(使用感が悪くても)こんなものかな?
と思っていたのですが、
ただ、シリコン入りで”あの仕上がり”なのであれば
製品としてレベルが低い、と言わざるを得ない
というのが正直な感想です。

 

そもそも、原料の一部であっても
オーガニック原料を使っていれば
「オーガニック化粧品」を名乗ることは可能です。

 

そんな中、ジョンマスターオーガニックは
「できる限り、オーガニック認証成分を使う」
と明言しています。


こんなインタビュー記事を見つけました。

 

J:今では、オーガニック成分を1つや2つ使用しているだけでオーガニックシャンプーと謳っていたり、シリコンを抜いてノンシリコンと宣伝しているけど、トリートメントにはシリコンが入っていたり・・・そういう製品が多い中で、弊社では「本物のものを本物の人が売る」ということに注力しています。

編:確かにノンシリコンとかオーガニックっていう言葉が入っているだけで安心して、成分まできちんと確認したりしませんもんね。

J:お客様でも見極めができる人が多くなってきていますが、ジョンマスターこそ本物であることは自信を持っています。

 

J:ジョンマスターオーガニック 編:編集部インタビュアー

(引用元:頭美人


結果的に、インタビュアーさんの言う、
”成分まできちんと確認しない人たち”に
偽物の商品を高額で売っていたことになります。


今回の全成分は、
化粧品を作っている人が見たら
すぐに違和感を感じるものです。

 
f:id:scude:20171005170847j:image

回収対象はここ1年に販売されたものですが
1年前に「使用感が変わった」などの
口コミや感想がないことから、
それ以前から販売されていたのでは?という
疑問も浮かんできます。

 

「オーガニック」をキーに人気が出たブランド。
あっという間に、百貨店にも出店し
大きくなったブランドの、その根幹が揺らいでいます。



今回、公式サイトでは
「本件に起因する健康被害の発生報告はございません」
と言っていますが
「かゆみがでたから使い続けるのはやめよう…」と
シャンプーを変えたため、大事には至らなかった
ということもあるのではないでしょうか?


また、問題のあった商品の対応も、
「正しい表示の商品に交換」ということで
返金に応じていません。

 

「ノンシリコン商品」「オーガニック商品」を信じて
高額を支払った人に、
表示を正しくした、安価で売られているような
「シリコン入り商品」「ノーマル商品」を
返品することに何の意味があるのでしょうか?

 

会社の姿勢が、ここにも表れているように感じます。

 


最後に。アメリカの表示を確認しました。

 
f:id:scude:20171005170856j:image

友人の持っていたシャンプーの表示を
確認させてもらいました。

 

並行輸入品だったので、
英語での表記も確認しましたが、
誤った表記がそのまま英語で記載されていました。

 
f:id:scude:20171005170911j:image

これを輸入する際、表示を翻訳するにあたって
全成分も確認するはずです。

 

ジョンマスターオーガニックの公式サイトには
「ニューヨークのヘアサロンで誕生」
「(スタイリングが)ファッション界やセレブリティの間で有名」
「現在では40ヵ国以上で販売」
と表記されていますが、
アメリカでも知名度はありません。

 

アメリカの小さな会社が作った
いい加減な表示のシャンプーを
チェックもせず、そのまま輸入。

 

適当な「天然」「オーガニック」のイメージをつけ
高価格で売っていた、
これが実態ではないでしょうか。

 


これを機に、日本では
オーガニック表記の規制が強まると思われます。

 

使用者も全成分を正しく読み解く知識を持つとともに、
安心して使える商品表示がされることを
いち、コスメ好きとして願っています。

 

 


2017.10.5 ジョンマスターオーガニック公式より、
      追加でお詫びと説明が公開されました。

 

これまで当社では当社製品に含まれる全ての成分が天然由来であるとの印象を与えてしまっておりましたが、今回、自主回収の対象製品の一部に少量ながらシリコンなど天然由来とはいえない合成成分が含まれていたことが確認されましたため、かかる製品説明を直ちに取り止めました。

 

「全ての成分が天然由来であると印象を与えておりましたが」
「製品の一部に少量ながらシリコンなど
 天然由来とはいえない合成成分が含まれていた」

 

この表記はないんじゃないでしょうか。